ジャズの聞き方初心者編

ジャズという音楽があります。なじみのない方にとっては敷居の高い音楽かと思います。自分もここ数年聴き始めてなんとなく聞き方がわかってきたのでその方法を紹介したいと思います。ジャズは一般的にアドリブをすることによって曲が進行していくと聞いたことがあるかもしれません。それは確かにあってはいるのですがみんながみんな好き勝手にアドリブをしていたのではいくらなんでもカオスすぎるので、ある程度のルールがあります。その簡単なルールについて紹介していきます。

 

ルール1「ジャズの骨格はイントロ+テーマ+ソロ×複数回+ テーマ+アウトロ」

イントロとアウトロはまぁいい感じの導入とエンディングのやつです。

テーマがその曲ならではのメロディーです。ジャズの楽譜は基本的にコード進行とテーマのメロディーのみ書いてあります。ジャズの曲は基本的に短くてテーマだけと1分とかで終わっちゃいます。なのでテーマの後にピアノやベースドラムなどで順番にソロを回します。それについては次のルール2に書きます。

 

ルール2「ソロではテーマのコード進行に乗った自由なメロディーを即興で弾く」

ソロがジャズの醍醐味です。自分の知っている曲のジャズアレンジなどを聞くと最初はお馴染みのメロディーがおしゃれな感じにアレンジされていて良い気分で聴けるのですがいきなり意味不明なフレーズが聴こえてきて困惑した経験皆さんもあると思います。ここがソロなのです。ソロはメロディーだけ聞くと意味不明ですが実はテーマと同じコード進行の上で演奏されています。小節数もテーマと同じなのでカウントしながら聴くと演奏場所を見失わないと思います。基本的に32小節が一単位です。とにかくまずはコード進行を感じてください。さすれば道は開かれます。面白いことにドラムソロの時にもコード進行が感じられるように最低限の伴奏をドラム以外がやってくれています。

そして最後にその話が一巡したらテーマを1回演奏して終わりこれがジャズの一通りの流れです。