2018年はウィスキーに出会えた。いろいろな銘柄を試してみたし、蒸留所見学にも行った。自分の人生のなかですごく大きな趣味に出会えた最高の年であった。ウィスキーは炭とか薬とか有機溶剤みたいな香りのものもあるけど超フルーティなものもあるから楽しいよ。
今年のウイスキーに関してやったことを書いておきます。
ウィスキーとの出会い
学生のころはブラックニッカクリアを一気飲みしたり、メイカーズマークやIWハーパーなどを格好つけて飲んでいたりしていた。また当時交際していた嫁からバランタインを貢がれこれが私の初めてのスコッチとの出会いだった。といっても当時はバーボンもスコッチも*1も認識はしていなかった。
ハイボールの人
ハイボールの人は忘れてはならない。彼のおかげで私の晩酌はビールからハイボールに置き換わり、酒代と尿酸値が下がった。ハイボールは自由でコップの半分以上ウィスキーのハイボールを作ってもよい。マッサンが作り上げた角瓶でアルチュウカラカラしながら今日も酔っちゃったかもー
マッサン
マッサン*2全話みた。ニッカ*3厨になって醸造所にまで行った。けどやっぱりジャパニーズウィスキーは今は高すぎる。お値打ちスコッチを楽しむほうがいいとおもう。
マッサンってウイスキーのはなしかと思ってたらニート物語なんだけど、、、
— borerere (@borerere) April 11, 2018
ピートはウィスキーの命じゃ
— borerere (@borerere) October 12, 2018
醸造所見学
ニッカの宮城峡蒸留所にも行った。世界にも珍しいカフェ式連続蒸留器が有名な蒸留所だ。ここでは3つのおもしろみあった。
1つ目は樽貯蔵しているウィスキーの上部の抜き取り口の封をする布に染み出した原酒の香りの華やかさを感じることができたことだ。
口からすごい甘い香りする pic.twitter.com/nbteCRKZOq
— borerere (@borerere) June 3, 2018
2つ目は連続式蒸留器だ。学生時代に蒸留塔の設計をした経験があるため実物の蒸留塔を見ることができ非常に興奮した。化学装置の設計(プラントエンジニアリング)を志す学生はぜひ訪れるべきである。
連続蒸留かけると90%後半までアルコールを濃縮できるけど、95%未満じゃないと酒税法でウィスキーとして取り扱われなくなる。そして96%からスピリッツ扱いになってそれでニッカカフェジンとか作ってるって話が昨日面白かった。
— borerere (@borerere) June 4, 2018
3つ目は原酒の飲み比べによりグレーンウィスキーの甘さを理解できたこと。
もちろん蒸留所での試飲は格別であった。ニッカのハイエンドブレンデッド鶴はいい経験になった。感想は後述する。今度は余市*4にいくぞー
2018年に飲んだ銘柄
時系列順に並べるのでだんだん味わい方が進化していっている様子を理解してほしい。
ボウモア
アイラ*5
後輩の家で飲んですごくうまくて。ここからウィスキー熱が燃え始めた。もちろん正露丸の匂い*6がめっちゃする。
タリスカ
後輩の家で飲んですごくうまくて。ここからウィスキー熱が燃え始めた2。今思えば初めてアイラ以外のシングルモルト*7で癖も少なかったからおいしく飲めたのだろう。*8
ニッカフロムザバレル
ウイスキー始めたいなって人
— borerere (@borerere) May 27, 2018
フロムザバレルでぐぐってみ
甘くて美味しくて瓶が可愛くて一瞬で虜になるよ
ブラックニッカスペシャル
フロムザバレルがうまかったけど高いので少々お手頃のニッカの酒を探してたどり着いた。値段相応という感じ。フロムザバレルのほうがうまい。
宮城峡
フルーティでよいけど、これだけだとなんかバランス悪くかんじる。ニッカのシングルモルトを飲んだことでブレンデッドの良さに気づいてきた。
余市
アイラより激しくないがやっぱりスモーキー。これとアードベックを飲んでピーティさに関しては一応ものさしができたとおもう。
鶴(ワンショット600円)
頭の中にある最上のウィスキーを具現化した感じ。わかりやすい特徴はないがニッカの原酒の完璧なブレンドによる複雑な香り、甘さが感じられた。
アードベッグ10年
・封を初めて開けたときに白い煙とともに部屋中にピート臭*10が充満した。煙は比喩でなくほんとにでてた
・ピート臭はだんだんと日がたつにつれて薄れていった
→ウィスキーも日がたつとフレッシュさが失われる
・のみなれるにつれだんだんと甘さに気付くようになっていった。
・ひとつ前に飲んでいたニッカのフロムザバレルでウィスキーの甘さに着目するようになった。
・アードベッグとフロムザバレルを比べると、アードベッグの甘さは複雑ということがわかる。(複雑=すぐには理解できない)
ブラックニッカクリア
日々の晩酌は安ウィスキーハイボール、週末はスコッチという布陣で毎日楽しもう計画として安ウィスキーはどこまで耐えられるのかのテストでブラックニッカを購入。学生の頃にストレートでイッキ飲みをして死んだ思い出しかなかったけど、ハイボールにすればそこそこ飲めることがわかり最近の晩酌を助けてくれている。
トマーティン
アイラモルト最強とうたわれるアードベッグを飲んだので、別の地方を試そうとハイランドのおすすめをバーで聞いたら出てきた。かなり衝撃を受けた。
昨日飲んだハイランドのトマーティンめっちゃ甘くてめっちゃ香り高くてめっちゃうまかった
— borerere (@borerere) October 29, 2018
アイラじゃないかもおれ
シーバスリーガル12年
うまさとコスパとリッチ感を求めるとやはりブレンデッド。あまくておいしい!
twitterからウィスキーポエムの転載
ビールをチェイサーに飲むウイスキーは最高
— borerere (@borerere) May 14, 2013
学生の頃
アニーちゃんの痛みが来たら、医者行かなくてもウイスキーとか強い酒を2時間位ストレートでちびちび流し込めば、胃の中でアニサキスが死ぬという事が分かったのでもうコワくない。(笑)
— borerere (@borerere) May 28, 2013
謎理論
安いのはダメ
— borerere (@borerere) November 3, 2017
スコッチウイスキーをバーで飲むとわかる
通ぶってる
角上魚類で生ガキ買って食った
— borerere (@borerere) January 11, 2018
やはり生ガキは苦手だと思いながら食っていたが、ふと生ガキのソースとしてウイスキーが最高であるというある本の内容を思い出しオールドパー12年をぶっかけて食ったらなるほどうまかった
ここで初めて牡蠣とウィスキーのマリアージュやった
連続蒸留のウィスキーはダメ
— borerere (@borerere) April 15, 2018
お話しにならない
こいつなんもわかってない。4月の自分はくそだということがわかる。
ウイスキーは煙臭さと正露丸臭さがあってたぶん微妙に違うことなんだよな。
— borerere (@borerere) April 15, 2018
ボウモアとかで正露丸臭さは満喫できるけど、正露丸感の少ないスモーキーさがきつめの銘柄があると、より好みな気がするから探す必要がある
アイラモルトを研究していた
大学の専門ははウイスキーシステム工学でした
— borerere (@borerere) April 15, 2018
まじでそんな感じ
ウイスキー飲みながらレスポールでブルースのコピーをする人間性
— borerere (@borerere) April 16, 2018
友達になりたい
昨日ストレートでウイスキーがぶ飲みしてたら前後不覚になるほど酔っ払ったけど久しぶりの感覚だったな
— borerere (@borerere) April 19, 2018
外じゃ絶対やっちゃダメな奴
このとき何を飲んでいたんだろう。謎。後輩の家でタリスカかな。外やん。
ウイスキーと干しぶどう食ってたんだけど全体としての調和は確かにうまいんだが、ウイスキーの、甘さが分かりづらくなる、難点があった
— borerere (@borerere) April 19, 2018
だんだん意識が高くなってきた
ロックで飲むとウイスキーの香り全部閉じこもってダメだ
— borerere (@borerere) April 20, 2018
ストレートとチェイサーで飲むのが好みだ。現役からトワイスアップまでのグラデーションある味わいが口の中で一気に走りその積分値を味わえるから非常にお得にかんじるw
この積分感はぜひ理解してほしい
ウイスキーガバガバ
— borerere (@borerere) April 27, 2018
いきなり意識が低くなった
「本当の贅沢とは〜」
— borerere (@borerere) May 20, 2018
まさにそうだよな。これを達成したい人生。
ウイスキーと私(竹鶴政孝) pic.twitter.com/2du1FVuC6g
マッサンの本読んでる
ぬか漬けとかウイスキーの調査してると一瞬で一日が終わる
— borerere (@borerere) May 27, 2018
日常
やっぱり時代が新しいから宮城峡は水蒸気で加熱するけど、古い余市は石炭を燃料にするらしい。石炭だから燃焼が安定せず個性の強いウイスキーができる余市
— borerere (@borerere) June 3, 2018
醸造所見学のとき
ハイボールの人角ウイスキーを、あの勢いで飲んでるからなかなかコストかかってるぞ。底辺では絶対不可能
— borerere (@borerere) June 5, 2018
ハイボールの人は多分金持ち
— borerere (@borerere) June 23, 2018
ウィスキー界隈の 厨二病としてアイラモルト信者になる症状がみられますね
ウイスキーもジャズも最後は感覚になるからおもろいよな
— borerere (@borerere) July 6, 2018
なんだよ浮遊感てw海を思わせるもなるほど意味わからんw
たぶん酔っぱらって書いてる
ウイスキーメーカー公表しないだろうけど絶対ガスクロで組成分析してるだろうけどアルコールのまろやかさとかは多分組成に現れなさそうな気もする。
— borerere (@borerere) July 7, 2018
分析化学の知識をひけらかす目的だとおもう
あ、、、
— borerere (@borerere) September 17, 2018
気づいてしまった
ラーメン我慢するとウイスキー買えるじゃん(ヘルシー)
真理
安ウイスキーの最低限のレベルは悪酔いしないレベルだな。それならハイボールでガブガブ飲む選択肢もとれる。
— borerere (@borerere) September 27, 2018
最近レべルが上がってきてブラックニッカクリアの良さを感じて晩酌で飲んでいる
七輪はいいぞ
— borerere (@borerere) September 29, 2018
この後、じゃがバターたべる。
夕方から秋刀魚が焼かれて
ウイスキーで今日は終わる
最高の生活じゃん
ワインは瓶内熟成
— borerere (@borerere) September 30, 2018
ウイスキーは樽内熟成
カーブドッチワイナリーでの気づき
八海山の新しいビール醸造時なんかウイスキーの、ラインナップが異常でやばい pic.twitter.com/UK5xBWOFmA
— borerere (@borerere) October 7, 2018
南魚沼市の観光におすすめ
ウィスキーたしなむようになったらすごく飲み物を味わうようになり、コーラの酸味を発見した。
— borerere (@borerere) July 19, 2018
ソムリエになりたい
サラミに塩を山盛りにかけてレモンを絞り一気に食う!ウイスキーを流し込む!たまらんばい!
— borerere (@borerere) October 11, 2018
クッキングパパはこのような悪魔的なレシピも書いてある。やりたい。
ウイスキーは昔関税バリアでくそ高級だったのを考慮して飲むと3倍くらいうまく感じる
— borerere (@borerere) November 5, 2018
自分で気分を高めるとより楽しめる。
子供の頃ゲーム屋でゲームのパッケージを飽きることなく見てどんなゲームなんだろうと想像力を働かせてずっとたのしんでかられたんだけど、ウイスキーも同じようにパッケージと説明見てるだけでかなり楽しい。ここまで想像力で楽しめる趣味に出会えたのは奇跡。これが俺たちの軌跡。
— borerere (@borerere) 2018年11月26日
2019年もおいしく楽しもう
いかがでしたでしょうか。甘いとフルーティしか言ってないのがバレバレですね。やっぱり甘くてフルーティなのが好きなんでしょうね。日本酒も吟醸香をpushして女性や若者に売り出して消費が拡大しているっぽいので、ウィスキーもこの芳醇な甘さがばれたらさらに消費が伸びてしまうかもしれない。
*1:ウィスキーの主な産地は日本、スコットランド、アイルランド、アメリカ、カナダ
*2:マッサンとは日本にウィスキーを伝えた竹鶴政孝のことでNHKの連ドラにもなった。
*3:マッサンはサントリーで日本初のウィスキーを開発しその後、独立しニッカを立ち上げた
*5:ウィスキーの本場スコットランドの中にはアイラ、ハイランド、スぺイサイド、アイランズなど蒸留所が集まる地域が複数あり、地域ごとに味わいが異なる。
*6:ヨード臭と呼ぶ
*7:ウィスキーは一般的に大麦(モルト)から作る癖の強い原酒と穀物(グレーン)から作るまろやかで甘い原酒をブレンドしてつくる。シングルモルトとはグレーン原酒が含まれていないウィスキーのことである。
*10:焦げ臭さ